ｺｳﾓﾘが運んできた新人ｱｰﾃｨｽﾄ向けの国内展覧会出展の依頼

 

それは忘れもしない2017年6月28日の夜のこと。

 

なにやら黒い物体がmaruko.の視界の片隅で時々出現するの。

まぁ、いつものことでしょ。と思いながらも、

(目が悪いせいか、疲れやｽﾄﾚｽのせいか、時々黒い物体が視界をうろつく時があるんです…)

なんだか大きさや形が違うよね…(・_・;)

でも、振り向いた時には姿形もないです。

 

ん???　まさか本物の幻覚見ちゃってる、あたし…　(ーー゛)

 

いやいや、確かに黒い物体が飛んでいるし、かすかに風を切る音もする。

一体何が家の中に居るっていうの~。

 

で、ついにその姿をこの目で捉えた瞬間、愕然としました。

 

こ…こ…ｺｳﾓﾘ!!

 

夕暮れ時に空を飛んでるのは見たことあるけどさぁ、

なぜに我が家の中を飛んでるのさ。

そもそもどこから入り込んできたのよ…。

 

実際捕まえられそうな距離で見ると、意外に大きいのでびっくり。

ｺｳﾓﾘって洞窟とかの暗いところで、小さくなってぶら下がっているｲﾒｰｼﾞだけど、

翼を広げるとかなりの大きさなのね。

 

怖くなってしばらくｼﾞｯと動かずに、ｺｳﾓﾘの動きを見ていると、

天井付近の高いところをひたすら飛び回っているんです。

maruko.が手を出さないせいなのか、

襲ってきたりとかそういうことは一切ありませんでした。

でも、そのままにしておくわけにはいきません。

 

ｺｳﾓﾘが飛び回っている付近の窓を全開にして、

上手いこと外に出て行ってくれないかなぁと願ったものの、

なかなか外には行ってくれないものです。

だからといって、捕まえるなんてとんでもない。

うかつに手を出して襲われるのも嫌~。

 

睡魔とｺｳﾓﾘとの闘いになるも、夜行性のｺｳﾓﾘは元気、元気。

窓を全開にしたまま寝るのも嫌だし、どうしよう。

そんなことを考えている間にｳﾄｳﾄしちゃいましたが、

朝方になって家の中が薄明るくなる頃には、

ｺｳﾓﾘの姿も見なくなりました。

でも、外に出て行ったところは確認してないし。

どこかに隠れてるの???と思って、家中見て回ったけど、

結局ｺｳﾓﾘの姿を確認することはできませんでした。

 

ってことは、ｺｳﾓﾘはまだ家の中に居るってことよね…？

 

ｺｳﾓﾘを家の中において、仕事に行くの~(>_<)

 

でも、日中はどこかでｼﾞｯとしているはず？

 

もう普段使うことのない変な思考回路がﾌﾙ回転。(笑)

 

 

29日の夜にもｺｳﾓﾘは現れたけれど、2~3回姿を見せただけでした。

 

どこからどうやって入ってきたのか、どこからどうやって出たのか。

結局今も謎のままですが、人生で二度とない経験でしょう。

宝くじでも買ってみようかなんて言っていたら、

宝くじどころか、新人ｱｰﾃｨｽﾄ向けの国内の展覧会への出展依頼のﾒｰﾙが届いていました。

 

今回依頼をいただいた展覧会での仕上がり作品ｻｲｽﾞは、なんと50号以内。

もう10号の大きさでさえ大騒ぎしたのに、50号ってどんだけの大きさなの?

maruko.が得意としているﾊﾟｽﾃﾙｽﾃﾝﾄﾞｸﾞﾗｽｱｰﾄは、特殊な技法を使って描くので、

50号の大きさなんて、まず材料をどうするのってところから大騒ぎ。

でも、今回はお断りさせていただきました。

どう考えても制作期間が短すぎるので。

それでも、担当者の方から再度熱いｱﾌﾟﾛｰﾁをいただいております。

 

少しずつｱｰﾃｨｽﾄとしての流れが動き出しているように感じながらも、

同時に、いよいよ働き方を見直す時期にきたのかもしれない。

そう思わずにはいられないmaruko.でした。